浜松の探偵が寄り添った半世紀の想い~ある女性の墓参への旅路~

2人の出会い

人のネットワークと軽いフットワークで様々な事案を解決!アキ女性探偵社のスタッフ青島です。

55年前の記憶を辿って

昨年の晩秋、私たち浜松のアキ女性探偵社に一人のご婦人が訪れました。8年前にご主人を亡くされ、七回忌を終えたばかりの方でした。

「お父さん(亡夫)も許してくれるでしょう」

そう前置きをされた後、彼女は55年前の記憶を静かに語り始めました。

結婚前に交際していた男性(Aさん)が50年前に亡くなっていたことを風の便りに知って以来、ずっと心の奥底に抱えていた想い。

一度でいいからお墓参りをしたい――その切実な願いを、私青島と代表(大隅)に語ったのでした。

探偵としての使命

半世紀という長い時間の壁、曖昧になってしまった記憶。

通常の探偵業務とは異なる調査でしたが、私たちは彼女の想いに応えるべく、わずかな手がかりを頼りに調査を開始しました。

「島根県内に実家があったはず」

その言葉だけを頼りに、調査員を現地へ派遣。四方八方手を尽くした結果、ついに廃墟となっていた実家を突き止めることができました。そして菩提寺も判明し、さらにはAさんのお姉様のもとに位牌が安置されていることまで分かったのです。

お姉様に事情を丁寧に説明したところ、快く墓参を承諾してくださいました。Aさんの命日は7月25日。依頼者の女性は、翌年の命日に墓参することを決意されました。

サンライズいずもに乗って

サンライズ出雲の車窓

調査報告書をお渡しし、来年の7月25日の命日に墓参することが決まったとき、高齢になられた依頼者から切実なお願いがありました。

「一人では心細いので、探偵さんも一緒に行っていただけませんか」と。

見知らぬ土地への長旅、そして半世紀ぶりの再会への不安。その想いを理解した代表(大隅)は、調査員の同行を快諾しました。

令和7年7月25日午前1時12分。
JR浜松駅から「サンライズいずも」が出発しました。

車内には、当時Aさんからプレゼントされたというお洒落な洋服を身にまとった依頼者の姿がありました。

その傍らには、彼女の懇願に応えて案内役として同行する女性調査員(小川統括部長)の姿も。

島根県の墓前で、彼女は小声でAさんに語りかけていました。

55年という歳月を超えて、ようやく届けることができた想い。その光景に、同行した小川も深い感動を覚えたといいます。

探偵社を超えた信頼関係

実はこの依頼者の女性、調査が終わった昨年秋以降、代表のことが気に入ったのか(笑)、時折当探偵社を訪れてくださいます。

「大隅さんに元気をもらいに来たのよ」

と笑顔で話される姿を見るたび、私たちは探偵という仕事の本質を改めて実感させられます。

そういえば、他のお客様の中にも

「大隅さんにカツを入れてもらいたくて電話しました」

と、苦しい時や悩んでいる時に代表に連絡をくださる方々がいらっしゃいます。

もはや探偵としての依頼ではなく、人生の節目節目で頼りにしていただける存在になっていることを大変嬉しく思います。

浜松で探偵社を営む私たちにとって、依頼は単なる「仕事」ではありません。依頼者の人生に寄り添い、その想いを形にすることで築かれる信頼関係。それは業務が終わっても続く、人と人との温かな繋がりとなります。

今回の調査は、まさにそんな関係性を象徴する出来事でした。半世紀を超えた想いを届けるお手伝いができたこと、そしてその後も「人として」頼っていただける関係が続いていること。これこそが、私たちアキ女性探偵社が大切にしている価値観なのです。

どんな小さな想いも、どんなに時間が経った記憶も、私たちは真摯に向き合います。それが浜松の探偵社として、そして何より人として、依頼者の皆様に寄り添い続ける私たちの使命だと考えています。

(※本記事は依頼者様のご承諾を得て掲載しております)

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